【タイトル】
アイデアの作り方
【作者】
ジェームズ・W・ヤング
【発行日】
1988/4/8
【出版社名】
CCCメディアハウス
【読んだ日付】
2024/4/10
【本のあらすじ】
「アイデアをどうやって手に入れるか」
アメリカの広告クリエイターの間でバイブルと評された敏腕広告マンのヤング氏によるアイデア論。
アイデアが出てこない。。
なにかの二番煎じしか出てこない。
語彙力がなさ過ぎて陳腐な物言いになってしまう。
デザイナーをしていると必ずぶつかるアイデア出しの苦悩。
帯のコメントに思わずひきつけられた。
「60分で読めるけど一生あなたを離さない本」
そもそもアイデアとは何なのか。
本書では、「アイデアとは要素の新しい組み合わせから生まれてくる」とのこと。
アイデアの作られる方法
①資料集め
・特殊資料(製品情報・ターゲット調査)
・一般的資料(製品に限定しない人生における一般的知識)
→実際の経験ではない分野の情報であっても、代理経験として集めた資料にはある程度の価値がある。
→言葉はアイデアのシンボルなので、言葉を集めることによってアイデアを集めることもできる。
②集めた資料に手を加える
スクラップブックのように集めた分類してまとめる
③孵化段階
資料ごとの関係性をあらゆる角度からパズルの組み合わせを考える
パズルを考えつくしたら、いったん思考を手放して自分の想像力や感情を刺激するものに心を移す。音楽や映画鑑賞など
④アイデアの誕生
突然わいてくる
⑤誕生したアイデアの具体化と展開
ビジネス上の条件と照らし合わせてアイデアをブラッシュアップさせる
この本の何がスゴイって忠実に内容を翻訳しているので、サッと読みでは理解できないところ。「つまりこういうことか?」とじっくり読み解く必要があるので内容が心に届く。
アイデア出しの本質に迫る内容は、今までの考え方がガツンと変わったような読後感あり。これは確かに一生ものです。